人形を乗せた曳山「燈籠山」
 石川県珠洲市の中心部に位置する飯田町で無形民俗文化財「燈籠祭りが20、21日に開かれたので出かけた。今年は新しく造られた「武甕槌命(たけみかづちのみこと)の人形を乗せた高さ16メートルの見事な燈籠山がお披露目された。4月ごろから、人形制作がはじまり、下絵を見ながら針金で骨組みを作り、電飾を施してから白布を掛け、布に鮮やかな色を付けていきます。この燈籠山祭りは春日神社の夏季例祭で暑さ厳しい時節に神様に夕涼みお出ましいただく祭りとされている。そして、江戸時代の寛永年間にはじまったと伝えられている。祭りの華は3基の豪華絢爛な「燈籠山」。てっぺんに約6メートルの人形を掲げた高さ約16メートル、重さ約5トンの巨大な曳山です。下から地山(じやま)、屋台、枠障子、小台、大台、人形と重ねあげ数多くのの高張り提灯を飾り付けている。。全国的にも珍しい燈籠山は北前船を経由し、人形のルーツは青森の立ちねぶたが起源ともいわれている。かっては7基の山車すべてが燈籠山であったが大正時代の電線架設により姿を消したが、有志により昭和58年に燈籠山一基が復活、以来、巨大で勇壮な燈籠山が飯田町を曳きまわされ、祭りをより一層盛り上げている。町内最大の燈籠山人形は2年に一度作り替えられる。


 
       町内から出発する曳山
         

 

 

 


 
吾妻橋を渡る曳山

 
車台には太鼓や鉦(カネ)・笛の囃(ハヤ)し方と子供達が乗込み、
巡行時は「きゃーらげ」と呼ばれる木遣り歌が響き渡ります。


 
8台の絢爛豪華な曳山が、木遣り唄(きゃーらげ)の後
「ヤッサーヤッサー」の掛け声 とともに練り廻る



 三の滝
人形を飾った燈籠山が電線をぬうように町中を曳きまわされる


  


山車の上に約6メートルの人形が掲げられている


 

町内最大の燈籠山人形は2年に一度作り替えられる。



「わくわく広場」に飾られた燈籠山




「きゃーらげ」は山車を曳きだす際の合図でもある祭唄。
「木遺り唄(きやりうた)をあげる」がなまったもので、独特の調べが祭りの魅力を引き出す。




体験学習で訪れた小学生も見学するなど大勢の見物客でにぎわった。

 

 

 

     人形は2年に一度作り替えられた最も大きい燈籠山には
日本神話に登場する神様「武甕槌命(たけみかづちのみこと」が乗せられている。


 

 

各町内からの曳山は神社前に勢ぞろいした


 


 

夕暮れに若山川に掛かる吾妻橋に勢ぞろいした燈籠山と豪華絢爛の曳山


 
花火に彩られた燈籠山と曳山


 


 

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