蛸島のキリコ祭りは、9月10〜11日に能登のキリコの中で豪華で美しいと聞いていたので、昼間のうちに見ておきたいということで2日間の最終日に「早船狂言」が行われるので出かけた。キリコは高さ6.5メートル、漆塗りのキリコ本体に金色に輝く竜の彫り物が取り付けられた豪華な造り、胴には美人画や竜などのキリコ絵が描かれている。そして、午後から「どてら」と呼ばれる派手な衣装を着た若者たちによって担がれ、次々と高倉彦神社に集結、境内には太鼓や笛の音が響きわたり大勢のの地元住民や帰省客、見物客らで賑わった。総塗りの金箔、彫り物を施した豪華な16基のキリコが町内を練り歩き、11日夜には祭りの名物「早船狂言」が3人の若者によって演じられた。「早舟狂言」はおよそ240年の歴史を持ち、江戸文化の華を伝える貴重なもので祭りの名物である。
能登のキリコ祭りあれこれ
 能登のキリコ祭りの中で、輪島大祭、あばれ祭り、石崎奉燈祭りと今回の蛸島秋祭りの4つの祭りを見てきた。キリコまつりの先陣を切って行われる「あばれ祭り」は文字どうり、あばれ御輿とキリコが乱舞する。勇壮さにかけては能登随一といわれる祭りで印象的であった。また、火の粉をあびながら大松明の下を御輿が渡御する輪島大祭、和倉温泉隣接の石崎町では昔気質が今に残る活気あふれる漁師町で行われる奉燈まつりは、高さ12から15メートル、重さ2トンほどのキリコを1基約100人で担ぎ練り廻る。そして、奥能登随一の漁港を有する珠洲市蛸島のキリコは見事な漆塗りが施されたキリコの華麗さと独特の神事芸能「早船狂言」で知られるキリコ祭りである。キリコ祭りに行って撮って感じたことは、何よりも動きが激しい被写体で、日中のキリコ夜のキリコと全くことなる表情を見せる。祭りを撮るほど撮影の工夫を重ねた。しかし、人混みの中でどのようなアングルから狙うかが難しくなる。
 能登のキリコ祭りの詳細は    こちらへ


 
           キリコの先頭に出発する御輿          

 

各地から練り廻るキリコ

 

 


 

 

移動しない間に太鼓を叩く子供たち

 
テンポのよいリズムで叩く子供たち

 三の滝
台車なので数人で押しながらの移動


  


 










若衆は色彩鮮やかな「どてら」と呼ばれる衣装を着ている

 
報道カメラマンも取材する。どこの放送局かな・・・・

 

 

     


   

 各地から狭い路地を練り廻って広場に集結するために整列するキリコ                       

 

 
広場でキリコの乱舞


 


 


 


 

夜のキリコ


 

キリコの胴には金色の寅の絵が描かれている

 


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午後8時頃、高倉彦神社へ入るため待避するキリコ

 

キリコの胴には美人画が描かれている


 


 


 

 


 


 

高倉彦神社の境内で夜の部のキリコ乱舞が始まります。


境内境内にある「早船狂言」を演じる舞台

 
「早船狂言」前の子供たちの太鼓打ち


 
いよいよ午後10時頃「早船狂言」は口上20分間始まります。


 
早船狂言は240年の歴史を持ち、江戸文化の華を伝える貴重なもの
県指定無形民俗文化材に指定


 
狂言は動きが少なく、同じ動きを繰り返すのが印象的でした。