今も建設が続くバルセロナの象徴
882年に着工し、翌年、31歳のガウディが2代目主任建築家に就任、以後43年間、人生すべてこの聖堂に費やした。彼の構想では、イエス・キリストの「生誕」「栄光」「受難」を描く3つのファサードを建設。さらに各ファサードに4本ずつの鐘塔をはじめ、合計18本の塔が立つ予定。現在、完成しているのは地下聖堂と後陣、「生誕」「受難」のファサードと8本の鐘塔のみ、今も工事が進められている。なお、工事費用は入場料で賄われているため、拝観することが寄進となる。
アントニ・ガウディ(1852-1926)
カタルーニァ南部レウス郊外にある銅板器具職人の家庭に育ち、16歳で建築家を目指してバルセロナに移住。苦学の末に建築家となり、ハリ万博で脚光を浴び、数多くの傑作を送り出した。晩年は熱心なカトリック信者となり、、サグラダ・ファミリアの建設にのめり込んでいった。 |