最近、名工に「そばの打ち方」を請う人の機会がめっきり増えたといいます。いわゆる「そばマニア」が以外と多いのです。中には興味のそば打ちを高じて脱サラして店を構え、採算を度外し自らそば打ちしてお客さんを迎える人も・・・・。通常はそば職人はそば打ちに何年、何十年も修行して一人前の達人になるのですが、ここに紹介する私の知人で町内に住む稲波一夫(能美市浜町在住)さんは、3年前から元々そばが大好きで、あちこち食べ歩きながら、自分で打ったそばを家族や友人に食べてほしいとの気持ちがきっかけで始めたそうです。私も是非そば打ちに挑戦したいですね。今回は町内会役員も稲波さんの指導で公民館でそば打ちを体験しました。    

 そば打ち動画の再生は右の画像をクリックして下さい。  

 

白山市三ッ屋のかれんな白い花を咲かせたそば畑

 

白山市三ッ屋のそばは町の特産品になっている。
9月にはそばの白い花が咲き、そば花まつりが開かれる。

 

そばの花
   
 

そば粉と強力粉(小麦粉)を「の」の字を書くように両手で混ぜます

   
 

粉を混ぜ合わせたならば水を加えます。

 

水が万遍なく渡ったら、玉を作り捏ねていきます 



粒の玉同士をくっつけながら大きくしていきます

 

一つの固まりを何十回も捏ねていきます。

 三の滝

しっかり体重をかけて粉の粘りを引き出すように
すると、そば粉の力が十分に出て切れなくなります。

     

菊もみの完成です。菊もみは生地の中にたまった空気を
抜く行程です。
円錐状にして、へそ方を下向きにします 

 

へその部分を下向きにして軽くつぶして、円の形にします。




手で押し広げたら、今度は麺棒で転がしながら押して伸ばします



   
ある程度、生地を伸ばしたら、麺棒で生地
を隙間が出来ないように巻いていきます


 

角度を変えながら、長方形になるように
整えながら麺棒で伸ばしていきます   


 

繰り返し長方形になるように伸ばします。
そば打ちの中で伸ばしは重要な作業です


 

いよいよ最後の仕上げで均一の厚さにします


 

たたみ方はいろいろありますが、包丁の幅以内に収まるようにします。

打ち粉は切ったそばがくっつかないようにするためと、生地の折り
     たたんだ部分から切れないようにするので全体的に振って下さい。         


 

いよいよ切り方です。こま板を定規代わりに
1.2から1.5mmほどの太さにリズミカルに切っていきます。
そして、こま板にこするように包丁を動かします   


 

こま板の送りは、包丁を傾けるよう左にずらします。
包丁の傾け方を一定にすれば同じ太さに切れます。


 

完成したそば麺


 

そば麺をゆでた後のそば


 

美味しいそばになりました。