奥越前に春を呼ぶ奇祭としても知られている勝山左義長まつりに出かけました。自宅を4時に出発、現地には5時半ごろに到着しました。まだ大雪の跡が残る中で各町内の櫓の上で、 長襦袢姿の打ち手が三味線や笛のお囃子に合わせて、太鼓をたたく笑顔あふれる姿を撮影しました。そして、フィナーレを飾るのは「どんど焼き」。御神体の松飾りに招いた「歳徳神」を五穀豊穣と鎮火を祈願しながら天に見送ります。

 
 まだ、残雪が残る夕暮れ時の勝山市内
        

 
    
        

 


 

勝山市街地の12基の櫓を建て、その上で赤い長い襦袢姿の大人たちが
子供たちを交えて、独特の仕草で三味線、笛など軽快なテンポの囃子にのって
浮かれる様は全国で「勝山左義長」だけの特徴であり、人々はこれを「奇祭」と
呼ばれている                                       
 



櫓の上では笛・太鼓・鉦などの鳴り物に囃され、左義長太鼓も叩かれます。
太鼓の音が響かない様に太鼓半分に子どもや、若者に腰を掛けさせ、
三人一体で浮く、勝山左義長独特の太鼓である。             


 


 

 三の

  


 














 6
親が小さい子供の時から太鼓叩くことを教える



   

 

 
勝山左義長ばやしは、三味線、しの笛、鉦で「蝶よ花よ花よのねんね 
まだ乳のむか 乳くびはなせ」という特徴のある唄にあわせて太鼓を打つ。


 
行灯は、その時代を風刺した川柳と絵を組み合わせて行灯に描き町内に掛ける。
ユーモアと洒落が大切で、過去にはかなり卑猥な表現もされた。


 

 

 
江戸
二尺(約60センチメートル)程の松の小枝に五色組飾り纏の
色赤く染めた紙の短冊をくくりつけ、各々の軒先に飾られている。


 
二日間の祭りが終わり、松飾り、櫓、短冊等の後片付けも無事すんだ事を
感謝する左義長本来の神事です。


 
注連縄・門松・御札などを松飾りに取り付け、
藁で積み重ね、現在は午後8時より弁天河原にて点火されます。

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