打ち上げが連続する時間帯で、たくさんの花火を
1つの画面に入れる方法 |

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バルブ モードを使ってシャッターを切る。
たくさんの花火を、1枚の写真を入れる方法は、1つだけ入れる場合と撮り方は同じであるが、少しでもシャッター速度を長めにする。つまり、シャッターが開いている間に、画面を複数の花火がよぎればよい。ただし、そんなにタイミングよく花火が打ち上がるとは限らないので意識的にタイミングを計る必要がある。これには「バルブ」モードを使う。バルブとは、あらかじめシャッター速度を決めずにシャッターボタンを押している間、シャッターが開く機能である。これなら、花火に合わせてタイミングよくシャッター操作ができる。
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バルブモードを使っての撮影のコツ
1.タイミングの違う花火も同時に上がったように写せることができる。
複数の花火がうまく一枚に収まると、見ばえのする花火写真ができる。ただし、長時間シャッターが開くので、ぶれないように気をくばろう。
2.花火の光跡を見極めてからバルブでシャッターを閉じよう。
花火をしばらく撮っているとタイミングがつかめてくる。何枚か撮影してみて 写真が明るいようであれば絞りを絞り(F値を大きく)、暗すぎれば絞りを開ける(F値を小さく)。シャッター速度は、花火がきれいに開いておればOK。光跡が途切れてしまうときは、シャッターを遅めに調整する。 |
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光跡の長さを整えるときも、バルブモードが便利
上がった花火の広がり方や光跡が消えるタイミングを予想するのが難しいときは、バルブモードならどこまで写しこめるか、どこで切り上げるかを花火を見ながら自分で決めることができる。また、複数の花火やアップの撮影でも有効である。例えば、アップにして光跡の長さを意識して撮りたいときも、バルブモードを使ったほうが便利である。
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