"出会い" (13)

いしかわビデオ作品コンクールへのメッセージ

                      メデ゛ィアアドバイザ 勝田敏夫
  昨年、このコンクールは記念すべき第40回を迎えた節目の年でした。私はこの伝統あるコンクールに第35回から学校・社会教育部門と生徒・学生・一般部門の2部門として新たな企画内容のとき審査員として参加しました。毎回、作品を見ているうちに引き込まれ、すごい、面白い、あったたく、驚きと感動を新たにします。そして、新鮮な発見、制作の楽しさ、作者が伝えようとする真剣さ、完成度の高さ、そのうちに作品を見終わると、このコンクールの意義の深さを実感し、次回はどのような作品なのか期待に胸がふくらみます。身近な生活の中にある話題、学校教育の現場から発せられる問題や紹介、地域の自然や伝統文化、地球環境、地域社会と手を携えた活動をする地域コミュニティなど多種多様の作品が寄せられています。
 私は制作者が作品を通して視聴者に何を伝えたいかを見極め、その意図が作品として表現されているかどうかを評価しています。ビデオには、記録という重要な役割があります。ただ、同じ記録であっても、そこに作者の視点があり、その視点の違いが作品の魅力になると思います。そして、この作品コンクールが作品を「発表する」ことは勿論ですが、作品について学ぼうとする人たちが他の作品を「観る」「学ぶ」そして「交流」という場を得て、新たに作品を「創る」ことで発展すればすばらしいことです。今回も新しい作品を期待します。


        石川県立生涯学習センターだより 2010  No.261 より抜粋
     自己紹介ページへ戻る  平成23年度いしかわビデオ作品コンクール審査結果