100年前に完成した東京駅は日本の鉄道駅のシンボルです。関東大震災にも耐えたのに戦災では一部焼け、その後、修理して使ってきました。立派に完成当時の姿に修復して24年10月1日に再登場。周辺には高層ビルが並んでいます。最近のビルは高く縦に伸びているのですが、東京駅は横に伸びてとても新鮮に見えます。この東京駅は横綱の土俵入りに似ていると言われ、腰を低くして両手を伸ばす不知火型です。丸いドームの頭は力士の髪型の大銀杏そっくりで、両脇に建つ高層ビルは太刀持ちを思わせます。100年前に、この駅を設計した辰野金吾という人は大相撲のファンでした。昔の国技館も設計した人だったのでそんな伝説が生まれたそうです。東京駅だといえば、北陸の人は上野駅を思い出す人が多く、北陸線で東京へ行くと終着駅は上野駅、人混みのなかで不安と期待の入り混じった若者たちの姿があり、懐かしい駅のひとつでなかったでしょうか。2年後には北陸新幹線が東京駅に滑り込み賑わいを増すでしょう。
昼間と夜の東京駅をいろいろな角度から撮影しました。
東京駅丸の内駅舎保存・復元工事の詳細はこちらへ
|