最先端のLEDによるライトアッブショー「雅(みやび)」と「粋(いき)」が一日交替で展開する東京スカイツリー。昼とはまた違った夜の美しい表情を楽しむことができる。どこがベストスポットなのか、そびえ立つスカイツリーの姿をカメラに収めたいその思いで、スカイツリーの夜景撮影になった。被写体としてのスカイツリーは人々の撮影意欲をくすぐる魅力がある。夜遅くに来たこともあり、見物客は少なく、展望台のエレベータはかなり空いていた。すぐエレベータに乗り350mの「天望デッキ」で東京都内の夜景を見ることができた。
   東京スカイツリーの概要

用途        電波塔・展望台
設計者       日建設計
構造設計者    日建設計
施工        大林組
建築主       東武タワースカイツリー
構造形式      鉄骨造
敷地面積   36,844.39m(施設全体)
建築面積   31,832.60m(施設全体)
延床面積   229,410.30m(施設全体)
階数      地上29階(第2展望台)
高さ      634m
着工      2008年7月14日
竣工      2012年2月29日
所在地    東京都墨田区押上1−1−1
  
        

 
心意気の「粋」
 美意識「雅」
 東京スカイツリーのイルミネーションは、過去と未来をつなぎ、みんなの心に届く光でありたい。江戸で育まれてきた心意気の「粋」と美意識の「雅」という2つのオペレーションが一日ごとに交互に現れる新しいスタイルのライテングである。
「粋」はライトブルーで、気風の良さを表し、「雅」は江戸紫に金色をちりばめることで気品を表している。
○光の冠雪
 タワーの頂部の光と2つの展望台を挟んで鉄骨構造体を照らす光が、タワーの裾野に向かって地面に溶け込んでいく様子は、江戸の原風景である富士山が雪を頂いた姿を重ねています。
○時を刻む光
 展望台の上部に並ぶ流星のようなきらめき。一定の速さで回り続けるこの光は、過去と未来を結ぶ「時を刻む」光を表現しています。
鉄骨構造体のライトアップ
 タワーの頂部を照らす光は、空に向ってたくましく伸び、私たちの夢や希望を載せて、宇宙に向かって力強く輝きます。鉄骨を照らす光はタワーのもつ「そり」と「むくり」の美しさを際立ちます。
○地域との調和と環境に配慮したオールLED
 日本の美意識のもと、下町の歴史の地域性とともに時代を象徴する計画となるべく、陰影の美しさによって表現されたデザインと合わせて、地域環境に配慮した照明計画であるべきと考え、オールLEDで計画を行い、省エネルギーと美しさを両立するデザインとした。 
(照明コンサルタント 戸恒浩人氏)

       ライティング機器については パナソニック(株) 特設ページへ
       

 
                        
スカイツリー、アサヒビール本社、スーパドライホール
「金のほのほ」オブジェのコーボレーション

 

墨田公園側から見たスカイツリー


 
                        
壮大なスカイツリー
(広角レンズで撮影)



 
                        

 
                        


 
                        

 
                        
上りのエレベータ内にある江戸切子は花火を表現している

 
                        

 
                        
エレベータ内には現時点の分速が表示される


 

床下の一部ガラス貼りごしに下界が覗ける

 
三の滝
「天望デッキ」内にあるレストラン

 
                        
「天望デッキ」からの夜景

 
                        


 
                        


 

「天望デッキ」内にあるフロアには
「江戸一目図屏風」飾られている



降り専用のエレベータ内の金箔が
豪華絢爛な感じを醸し出している



 エレベータ待合所にはアートデザイン
された日本伝統工芸が飾られている


三の滝
どれも個性的で美しく楽しい空間です

 
                        


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