蓮華の森周辺マップ

 
  中部山岳国立公園内蓮華温泉キャンプ場からスタートする蓮華の森自然遊歩道を歩く。1周約2時間30分のコースで、市内屈指の紅葉名所としても知られている。秋には赤や黄色に色付いた美しい紅葉が見事な景色を作り上げる。 いよいよ今回の目的地、蓮華温泉ロッジへ出発します。蓮華温泉へは、糸魚川から約一時間程、、道程の後半はつづら折りの連なる山岳路となり最後まで舗装されてはいるものの、湿った路面、堆積した落ち葉、崩壊したアスファルト、そして落石の危険でスリル満点。それも当然、この道はあと10日程で冬期閉鎖となる険しい道なのだ。さらに、今回は靄がかかり一寸先が闇の状態のときもありました。 また、蓮華の森自然歩道は 1 周するコースの中で、標高差 200m ほどのアップダウンがあります。コース前半で下って登り、後半はほぼ平坦な道となるように反時計周りに歩いてみました。
 この蓮華の森は中部山岳国立公園の北端部に位置し、1902(明治35)年に、山崎直方(東大教授)によって、わが国最初の氷河地形が確認されたところです。氷河によってできた湿原や湖沼があり、兵馬平湿原では、初夏~秋にかけて高山植物の花々を観察できます。  度重なる崩落によってできた非対称山稜も見事です。平成19年の小蓮華山の崩落は、非対称山稜を形成する長い地殻変動のほんの一瞬のできごとで、山頂が3m低くなりました。蓮華温泉の蒸気噴出帯では、北アルプスの山並みを眺めながら露天風呂を楽しむことができます。

 鉱山道沿いには、蓮華鉱山(江戸期-大正期)の事務所跡・製錬所跡・坑口などが残ります。鉱山道は、昔の白馬岳への登山道でした。日本アルプスを海外に紹介したウォルター・ウエストンもこの道を歩き、白馬岳へ登りました。途中、蓮華鉱山の鉱夫から、鉱石はものになるかと質問されたという記録が残ります。1894(明治27)年のことでした。


 

靄がかかる蓮華温泉・ロッジ





いよいよ出発!


 
兵馬平湿原をめぐることのできる歩道です。木道を歩く
湿原は、ずーっとこんな感じ。紅葉というより枯れている



 


 

ブナの木


 

兵馬の平から、いよいよ登りになります。尾根に出ると立派な檜?が。


 



 
根っこの芸術?・・・


 


 
                        
根っ子がむき出しになっているところが多くあり、
根をまたぎながら大木のあいだをぬうように歩きます。


 
                        
靄かかって木道はすべりやすく、木の下をくぐって歩く


 
三の滝

 
 
三の

 

       





 
           
                             
 
           平坦な道だが横は崖なので注意深く歩く             


 
               ナナカマドの実                   


 
                        





 
無事に蓮華温泉ロッジに戻ってきました。

当時

 

蓮華温泉・ロッジ
雲上の露天風呂は、昔から「蓮華の七湯」といわれ、北アルプスを眺めながらの
温泉めぐりが楽しめます。露天風呂をご利用の際はロッジでの受付をお忘れなく。