今回は宇奈月駅から乗車し欅平へ出発、日本一深いV字狭「黒部狭谷」を赤や黄色に色づく周囲の山々の鮮やかな紅葉と黒部川の清流がおりなす美しいコントラストが20.1Kmをゆっくり走るトロッコ電車の車窓から1時間20分眺める旅ができた。大正時代に電力発電のために設けられ、現在でも道路がないため電力会社が頻繁に利用している。

 

宇奈月駅のトロッコ電車の駅舎

 
   客車には普通(オープン)、ラックス、特別車(窓付)がある。
当日は天気が良く、オープン車両に乗り撮影ができた。

 

旧山彦橋
赤い橋を渡るトロッコ電車が見られる絶好のスポットになる場所


 

湖面橋と宇奈月ダム

 

新柳河原発電所
ダム湖に堆積した砂を排出するための「排砂ゲート」を備えた
日本最初のダム湖上に浮かぶ西洋のお城をイメージして建てられた。



 

猿専用吊り橋
うなづき湖15mの高さがある野生の猿のための橋。
ダムの貯水後も猿が対岸へ移動できるよう造られた。
 

 
                        
トンネルの小窓から見る渓谷

 
三の滝
仏石
仏様の姿をした岩場に立つ自然石。かって、黒薙温泉への
湯治客が体を休む茶屋で入山者が安全を祈願していたと伝えられる。


 

蛇行する黒部川の清流




欅平に近づくほど山々が色づくのだが・・・
      


      



断崖絶壁の渓谷美を走り続けるトロッコ電車に乗って心を癒す旅へと誘う。


 
                
後曳橋(あとびきばし)
鉄道沿線で最も峻険な谷に架かる橋で、高さ 60mの最も高い橋。
あまりの谷の深さに後ずさったことから「後曳」(あとびき)と呼ばれた。
また、沿線には原生林が多数生育しており、トロッコ電車の乗客が
豊かな緑の香りを堪能できることが評価され、
環境省の「かおり100選」に平成13年に認定された。
        
                             
 
     
  黒薙駅
  ここには渓谷最古の露天風呂があり、宇奈月温泉の源泉でもある          

 

水路橋
猫又から新柳河原発電所まで送られる送水用の水路橋
                        

 
出し平駅の横にある「出し平ダム」
                        

 
出し平ダム
 1985年完成、重力式コンクリートダム。
「排砂ゲート」を備えている。ゲート上の丸い屋根が印象的である。
「排砂ゲート」の詳細はここへ




出し平駅構内



 

ねずみ返しの岸壁
室井滋さんのナレーションでの車内放送で
帰りに撮影。この岸壁は猫に追われたねずみすら
登れないほどの高い絶壁の岩壁だそうだ。

 

東釣鐘山
猫又駅を過ぎると前方に見えてくるお寺の
釣り鐘のような形をした石灰岩の岩山


 

黒部川の碧色の水と赤や黄色に紅葉した木々とのコントラストは絶妙


 

出し六峰
出し六峰は1つの大きな山の山頂部が六つの峰に
分かれているが・・・全部の撮影は無理であった。


 
  
トンネルの小窓から見る峡谷

 

猫又駅で対向列車のすれ違いにあう

 

絶景ポイント満載の黒部峡谷に満喫。



サンナビキ山
周囲の山々より早く冠雪することから「さきがけ山」
とも呼ばれている。標高1949m 


 


 

終点の欅平駅の周辺は景勝地や秘湯めぐりが楽しめる。

 

猿飛狭へ通ずる遊歩道



        

 

猿飛狭

川幅が狭く、猿が飛び越えたことからついた名前
特別名勝、特別天然記念物に指定されている。


 


欅平付近は、すでに紅葉の時期が過ぎていたのが残念であった。




やまびこ展望台(宇奈月駅より徒歩3分)からの撮影
真下に望む新山彦橋に通過するトロッコ電車を撮影した。

よくポスターに使用される撮影ポイントである。




最後は、赤い橋を渡るトロッコ電車が見られる
定番の絶好ポイントからの一枚(旧山彦橋から撮影)
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