梅の名所として知られている京都北野天満宮へ行ってきました。ちょうど見頃で白梅、紅梅などみごとに咲いていました。
 北野天満宮は学問の神様である菅原道真公をお祀りしていることで知られており、福岡の太宰府天満府に北野天満府から道真の跡加賀市追って飛んでいったとされる飛び梅伝説があります、また、北野天満宮は天神進行の拠点であり、学問の神様といったところから受験シーズンは多くの参拝客で賑わいます。
 天満宮の歴史は祭神である菅原道真公は、903年無実の罪で流刑先の福岡太宰府で亡くなったとされています。その頃から都では祟天地異が相次ぎ、都ではこれを菅原道真公の崇りだとして恐れ、その霊を鎮めるために947年、この北野天満宮で御霊のご神託を受けてたとされる多治比文子らの手によってお祀りし、朝廷自身、ここの北野の地に社殿を建立したのが始まりだったそうです。
 その後、987年に一条天皇の刺命により北野天満宮天神の称号が北野天満宮となりました。以後、藤原、菅原、将軍足利家などの庇護を受け、現在、桧皮葺き屋根の本殿を始め、多くの社殿は1607年豊臣秀頼の建立と伝えられています。当時の豪華な桃山時代の文化を色濃く反映しているようです。
 飛び梅伝説もある梅は境内と手前にある梅園合わせ約50種2000本ともいわれ、梅好きな菅原道真公ゆかりの天満宮と言うこともあって、京都で最も有名な観梅スポットとなっています。梅の見頃は2月下旬から3月中旬頃でちょうど菅原道真公の命日であると言われるのも何かの偶然とは思えないものがあります。
 

 
                        
楼門

 

境内には牛の像が数多くあり、天神さんのお使いと
言われ、撫でると御利益があると言われている

 

 

 
                        
回廊の灯篭

 
三の滝


 


 
三の滝


 
       

 

三の滝

本殿(国宝)の前に並ぶ参拝客

御祭神、菅原道真公をお祀りする本殿で桃山時代の
代表的な建築物で、現在の社殿は慶長12年造営された


 
                        
境内には数多くの社殿がある
本殿と拝殿は石の間で繫っており、屋根は「八棟造り」
と呼ばれて桃山建築の代表的なものである。

                             
 

社殿をバックに咲く白梅と黄色の梅のコントラストは美しい

 

白梅

 
                        
垂れ梅

 

鮮やかな紅梅

 
                        
社殿の桧皮葺き屋根




「三光門」には見事な彫刻が施されている


 

三光門 (重要文化財)


現存の「三光門」は慶長12年(1607)に豊臣秀頼の寄進で建てられた