毎年、紅葉の季節になると、古い寺や神社を巡りたくなる。あまり有名すぎる観光地は人が多すぎて風情を感じることが少ないので避けて、なるべく歴史的風土が良く残されていそうな場所を選んで旅程を組むのだが、今回は京都府の木津川市にある古社寺を巡る旅程を立てて、紅葉ツアーに出かけた。
今回の古寺を巡る紅葉ツアーは、京都の岩船寺(がんせんじ)、石仏巡り、浄瑠璃寺、一休寺である。まず、岩船寺は京都府の最南端に位置し、地理的には、京都府よりも奈良との県境になるので奈良市からのアクセスがスムーズになっている。また、境内にある建物なども奈良文化の影響が色濃く残っている。さて、紅葉シーズンを迎えると、この山里にある境内がうつくしく色づき拝観客の目を楽しませてくれます。また、岩船寺は朱塗りの三重塔周辺の紅葉風景が紅葉スポットとなっています。岩船寺の紅葉の見頃の時期は、例年11月下旬ころであるが、近くにある浄瑠璃寺も木津川市の紅葉名所なのでちょっと足を浄瑠璃寺まで伸ばせば贅沢な紅葉狩りができる。岩船寺から浄瑠璃寺への道は石仏巡り2.5kmの約1時間ほどであるが、秋晴れの気持ちの良いハイキングコースでもある。ちなみに、岩船寺の本尊は阿弥陀如来像で10世紀を代表する仏像として知られている。
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