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国指定重要無形民族文化財「深瀬でくまわし」 は20日、白山市深瀬新町の深瀬でくまわし保存会館で上演され、浄瑠璃の語りと「でく」と呼ばれる人形による素朴な舞台が訪れる人を魅了した。源平合戦を題材にした「熊井太郎孝行の巻」の三段〜五段が上演された。出演者11人が情感あふれる語りと巧みな人形遣いを披露し、会場からは盛んな拍手がおくられた。深瀬でくまわしは、旧尾口村深瀬に約300年前から伝わるとされ、太夫の語りだけで人形が舞う。手取川ダムの建設により、現在は白山市深瀬新町に移住した住民が継承している。
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満員の会場内で鑑賞する観衆 |
でくまわしを演じる舞台
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演目 熊井太郎 三段
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三の滝
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熊井太郎 四段 |
「でく」を操り、力強い足ふみで喜怒哀楽を演ずる
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